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2007年09月29日(Sat)▲ページの先頭へ
テロ措置法コピぺ その3

■テロ特措法とは何か?(一般人向けらしい)

インド洋上の給油活動という手段をもって、日本がテロとの戦いに参戦するための法律だ。

従来のテロは、活動が国際的であっても目的は地域に限定されていた。
IRAは北アイルランドの分離独立を目指し、PLOはパレスチナの奪還と国家樹立を目指していた。
しかしイスラム原理主義者のテロは違う。彼等の目的は「米国による世界支配体制」の打破だ。
これは自由貿易体制の打破を意味する。何故なら米国の国力の源泉は自由貿易体制だからだ。
だからこそ自由貿易体制に依存する多数の国家がテロとの戦いに参戦している。日本もその一つだ。

日本の給油した油が戦争に使われている? 当たり前だ。
経済援助に参加しているのでも、復興支援に参加しているのでもない。
日本は給油活動をもってテロとの戦いに参戦しているのだ。すでに戦争に参加しているのだよ。

米国主導の戦争には参加できない? 馬鹿をいうんじゃない。
世界第一位の軍事力を持つ米国が主導せずしてどこがテロとの戦いを主導するのか。日本が主導するとでも?

日本には関係ない? 全世界が巻き込まれているよ。
パイプラインが爆破されれば原油価格が跳ね上がる、タンカーが撃沈されれば原油価格も船舶保険も跳ね上がる。
テロ組織はすでに高度な武力を確保している。ヒズボラは対艦ミサイルでイスラエルの軍艦を撃沈している。
シリアが、イランが、北朝鮮がそうした武器をテロ組織に売り渡している。

日本が国内事情を優先して一方的に戦線離脱・撤退すれば、国際的な信用と影響力は甚大な被害を受ける。
東南アジアで日本は中国と影響力を競っているが、国内事情を優先して一方的に引き上げ
梯子を外されるかもしれないとなれば、一体どこの国が日本に味方しようという気になるだろうか?

でもそれは民主党が悪い? 日本は民主主義国家だよ、主権は国民にある。
先の参院選で民主党を大勝させ、今の暴走を許した責任は国民にある。
「お灸」と称して貴重な一票をモグサ代わりに使ったから、日本の尻に火が付いて全身火達磨になろうとしている。

日本がテロとの戦いから撤退しても、イスラム原理主義者のテロが止む事はない。
彼等の目的が「米国支配体制の打破」だからだ。そのために自由貿易体制を攻撃し世界を混乱に陥れる。
日本がテロとの戦いから撤退すればこれに対抗する戦力が減るだけで、テロ組織とその支援国家を利するだけだ。

2007年09月28日(Fri)▲ページの先頭へ
テロ措置法コピぺ その2

■「アメリカが勝手に始めたアフガン戦争に荷担するな」
「撤退すればアラブから喜ばれるぞ」と思っている方へ

アラブの国民がどう思うかは別の話。アラブ各国の政府や権力者はそう思っていません
なぜなら、日本の離脱はアラブ地域の核拡散につながりかねないからです。
アラブ地域に核が拡散し、軍事的な危険地帯になると
日米欧に海路経由で安全に油を売って、安全に儲けることができなくなります。
(日本が石油を安く買えるかどうかは、アラブの政府や権力者、石油メジャーと呼ばれる世界企業などの思惑次第だということをお忘れ無く)

日本が洋上活動から撤退すると、以下のような問題が発生する可能性があります。

・パキスタン海軍の活動参加不可能
 まともな補給艦を持たないパキスタン海軍は、海自の補給艦がないと洋上活動できないおそれがあります。

・パキスタン国民の世論沸騰
 日本が撤退すると、洋上活動に参加する国は、パキスタン以外すべてキリスト教国になります。
「なぜキリスト教徒に協力するんだ」と、イスラム教徒な国民が怒るのは必至です。
 こうなると、パキスタンの現政権、親米&国際協調派のムシャラフ政権が打倒され、イスラム原理主義系勢力に支持された新政権ができあがる可能性があります。
 たしかにパキスタンは独立以降親米を貫いてきましたが、同時にこの国はタリバン、アルカイダを支援していました。これらテロ組織への支援を止めたのは、1999年にクーデターで政権を奪取した現大統領ムシャラフなのです。

日本は「先進8ヶ国首脳会議」、いわゆる「G8」各国の中でただひとつの非キリスト教国です。アラブのイスラム教徒にとって、これがどれだけ重要なことかわかるでしょうか?
キリスト教の侵略ととらえられかねない多国籍軍の活動が、イスラム教徒に表向き許容されているのは、日本がいるから、という面も結構あるのです。


■では、なぜパキスタンが原理主義系政権になると、アラブ諸国首脳が困るのか?

なぜパキスタンが原理主義系政権になると、アラブ諸国首脳が困るのか? 「困るのはアメリカで、アラブは関係ないでしょ?」という意見もあると思います。
ですがそれは違います。なぜなら、パキスタンが原理主義系政権になると、アラブ各国に核が拡散する可能性があるからです。

忘れている方が多いですが、パキスタンは『 核兵器保有国 』です。
パキスタンの核兵器が、タリバンやアルカイダ、またはそれと関係の深い国家に流れることをアラブ首脳は恐れています。
実際サウジアラビアの王族が、「パキスタンからテロリストに核が流出したら、北朝鮮から核を買って核保有国になるぞゴルァ」と宣言しているんです。

下の図は、現在アラブ周辺で展開されている、核兵器の拡散に関する図です。
パキスタンが核兵器拡散のハブになっているのがわかると思います。

            【ムシャラフの壁】→タリバン
                ↑
北朝鮮(ミサイル)→★パキスタン★→【ムシャラフの壁】→サウジアラビア
              ↑   ↓      ↑
             中国  ↓       ↑
北朝鮮(核)→シリア..  ↓ 【ムシャラフの壁】
          ↓   ↓ ↓
 エジプト→→ガザ←←イラン←ロシア

現在パキスタンは親米大統領ムシャラフが政権をとり、核の拡散を抑えています。これが上図の【ムシャラフの壁】です。
もしパキスタン世論が反キリストで沸騰し、原理主義系政権ができたら、こんなことになるかも……

1.パキスタンからの直接核拡散
2.アフガニスタンでの国連軍活動不能
(アフガニスタンでの活動のために、パキスタンが基地を貸与しています。 反米原理主義政権なら基地貸すわけがないですね
 するとテロリストタリバンが、我が物顔で外国活動をするようになります)

もし日本撤退が原因でムシャラフ政権が倒れ、パキスタンの核がテロリストに流れたら、世界世論は「引き金を引いた」日本に、核拡散の責任の一端を求めるでしょう。
核拡散防止のためにも、自国の外交的危機を防ぐためにも、日本はインド洋でのテロとの戦いから撤退してはいけないのです。

続き

(軽量版たたき台)

■「ガソリンスタンドなんて誰でも出来るのに、なんで日本がやるんだ」と思っている方へ。

まずは結論。
だれにでもできることではありません。

危険な海にいる軍艦への給油は、車と違って走りながら行います。
インド洋のガソリンスタンドはサンシャイン60ぐらいの大き
さの「船」です。軍艦も同じくらいの大きさです。
サンシャイン60が2つ並び、時速40キロで走りながら軽油を
給油するところを想像してみてください。
しかもインド洋は台風の発生しまくるような荒れた海です。
(※洋上給油の難しさについては下のページもみてね
 http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2006/2006/html/i51c4000.html )


前回の改訂版

■「洋上ガソリンスタンドなんて、なんで日本がやるんだ」と思っている方へ

洋上で停止している艦船は咄嗟の回避ができないので危険です。
洋上給油では両方の船が等速度等間隔で移動しながら給油する方法が一般的です。
一般の海軍はこの給油を14〜16ノットでおこないますが、
インド洋で活躍する日米を含む一部の海軍は20ノットでの給油が可能です。
高速であればあるほど危険への対処が迅速にできるので安全性が増します。

この任務を高速でこなせる補給艦のことを「高速戦闘支援艦(AOE)」といいます。
(※参照 http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2006/2006/html/i51c4000.html )

洋上給油ができる艦船(以下、補給艦という)を持つ国は珍しくないですが、
高速で洋上給油が運用可能な組織と艦に限定して選ぶと、以下の4国しかありません。
 ・アメリカ  7隻 (サプライ級×4、ヘンリー・J・カイザー級改×3)
 ・スペイン  1隻 (他国と共同で追加建造中)
 ・英  国  2隻+α (フォート・ビクトリア級×2、ウェーブナイト級×3 ただしウェーブナイト級は速力と補給システムに難あり)
 ・日  本  5隻 (とわだ級×3,ましゅう級×2)

アメリカが一番多くの補給艦を持っているのですが、補給基地−補給艦−艦船が全て高質油に対応しているために、補給艦に濾過装置が付いていません。
日本の補給艦には濾過装置が付いているので、低質油しか供給できない港でも補給艦を満たす事ができます。

ペルシャ湾は「戦闘海域」なので日本の海上自衛隊はこの海域では活動できません。
しかし日本の民間タンカーはこの海域へ入っていき、原油を積んで日本へ運んできています。
この日本のタンカーは、日本を除いた多国籍の海軍に守られています。
2004年に日本郵船の「高鈴」というタンカーが高速ボートによる自爆テロを仕掛けられました。
この時、戦死者を出しながらも「高鈴」を守ってくれたのも多国籍海軍です。

日本が国内法の規制のために自分では守れない民間タンカー、それを戦死者を出しながらも守ってくれる多国籍の海軍。
国内法の規制が許す限りの範囲でお返しをするのは当然の事でしょう。それがインド洋上での給油活動です。

2007年09月19日(Wed)▲ページの先頭へ
インド洋のあれとか

■「ガソリンスタンドなんて誰でも出来るのに、なんで日本がやるんだよ」
「自前の補給艦で給油しろよ」と思っている方へ

まずは軍艦の基本を解説します。
基本的に、洋上で停止している艦船は危険な状態にあります。危険物が迫ってきたときに回避できないからです。
ですので、軍艦が海の上で給油する場合、両方の船が等速度等間隔で移動しながら給油する方法が一般的です。

この任務をこなせる補給艦のことを「高速戦闘支援艦(AOE)」といいます。
逆に言うと、高速戦闘支援艦を持っていない国は「 ガソリンスタンド 」を営業できません!
(※洋上給油の難しさについては右ページを参照 http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2006/2006/html/i51c4000.html )

というかそもそも、自衛隊の補給艦が補給してるのはガソリンだけじゃありません。とくに「真水」の補給能力が重要視されています。
高速戦闘支援艦は、軍艦の必須物資である「燃料」「水」「物資」を同時に補給できるため、長期の洋上活動に必須なんです。

さて、「高速戦闘支援艦」を持っているのは、以下の5国しかありません。
そして、日本の高速戦闘支援艦保有数は、世界最多です!

 ・アメリカ  4隻(2004〜5年に旧式艦4隻が退役し、数が減っています)
 ・スペイン  1隻(他国と共同で追加建造中)
 ・英  国  2隻
 ・ド イ ツ  2隻(ただし低速低性能)

 ・日  本  5隻

アメリカの4隻は、イラクの空母艦隊に出したり、大西洋と太平洋の守りに使ったり、交代で休ませるので、余力が皆無です。
英国は1隻を派遣していますが、自国艦船の補給で手一杯です。
スペインは1隻しかないので自国の守りを優先しないとダメです。
ドイツの2隻は性能が低いのでインド洋で活躍するのは厳しいです。

となると諸外国は、5隻の高速戦闘支援艦を保有している日本に、洋上補給をしてほしいと期待するわけです。
能力があるのに仕事をしない人をどう思うか、想像してみてください。


■「洋上給油なんかしなくていいだろ」
「基地に戻って給油すればいいだろ」と思っている方へ

現在多国籍艦隊はこの海域で海上臨検などを行い、テロ支援物資がこの地域に流入するのを防いでいます。
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2006/2006/image/i5108000.png

見れば分かるとおり、活動海域は陸地から離れています。この海域を軍艦が動き回るわけです。
活動海域から最寄りの陸地まで、ざっと見て600〜800kmはあります
海自の護衛艦が巡航速度で時速36kmですから、港まで往復で2日ちょい、補給もすると最短3日はかかる計算になります。
ところが海自の補給艦が海上で補給すれば、補給時間はわずか6時間ですみます。

> これら洋上における補給は、(中略) 数時間(最長6時間)にわたり、 (中略) 燃料を供給する作業であり
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2006/2006/html/i51c4000.html

海上自衛隊の補給艦があるおかげで、各国の艦船は燃料タンクが空になるたびに2.5日分余計に活動できるわけです。
おかげで各国は、この海域に投入する艦船数を少なく抑えることができます。
日本の給油活動が感謝されるわけには、こういった事情もあるのです。

■「アメリカが勝手に始めたアフガン戦争に荷担するな」
「撤退すればアラブから喜ばれるぞ」と思っている方へ

アラブの国民がどう思うかは別の話。アラブ各国の政府や権力者はそう思っていません
なぜなら、日本の離脱はアラブ地域の核拡散につながりかねないからです。
アラブ地域に核が拡散し、軍事的な危険地帯になると
日米欧に海路経由で安全に油を売って、安全に儲けることができなくなります。
(日本が石油を安く買えるかどうかは、アラブの政府や権力者、石油メジャーと呼ばれる世界企業などの思惑次第だということをお忘れ無く)

日本が洋上活動から撤退すると、以下のような問題が発生する可能性があります。

・パキスタン海軍の活動参加不可能
 まともな補給艦を持たないパキスタン海軍は、海自の補給艦がないと洋上活動できないおそれがあります。

・パキスタン国民の世論沸騰
 日本が撤退すると、洋上活動に参加する国は、パキスタン以外すべてキリスト教国になります。
「なぜキリスト教徒に協力するんだ」と、イスラム教徒な国民が怒るのは必至です。
 こうなると、パキスタンの現政権、親米&国際協調派のムシャラフ政権が打倒され、イスラム原理主義系勢力に支持された新政権ができあがる可能性があります。
 たしかにパキスタンは独立以降親米を貫いてきましたが、同時にこの国はタリバン、アルカイダを支援していました。これらテロ組織への支援を止めたのは、1999年にクーデターで政権を奪取した現大統領ムシャラフなのです。

日本は「先進8ヶ国首脳会議」、いわゆる「G8」各国の中でただひとつの非キリスト教国です。アラブのイスラム教徒にとって、これがどれだけ重要なことかわかるでしょうか?
キリスト教の侵略ととらえられかねない多国籍軍の活動が、イスラム教徒に表向き許容されているのは、日本がいるから、という面も結構あるのです。


■では、なぜパキスタンが原理主義系政権になると、アラブ諸国首脳が困るのか?
なぜパキスタンが原理主義系政権になると、アラブ諸国首脳が困るのか? 「困るのはアメリカで、アラブは関係ないでしょ?」という意見もあると思います。
ですがそれは違います。なぜなら、パキスタンが原理主義系政権になると、アラブ各国に核が拡散する可能性があるからです。

忘れている方が多いですが、パキスタンは『 核兵器保有国 』です。しかも過去、パキスタンはタリバンとアルカイダを支援していました。ムシャラフ失脚でこのルートが復活したら……?
パキスタンの核兵器が、タリバンやアルカイダ、またはそれと関係の深い国家に流れることをアラブ首脳は恐れています。
実際サウジアラビアの王族が、「パキスタンからテロリストに核が流出したら、北朝鮮から核を買って核保有国になるぞゴルァ」と宣言しているんです。

下の図は、現在アラブ周辺で展開されている、核兵器の拡散に関する図です。
パキスタンが核兵器拡散のハブになっているのがわかると思います。

   アルカイダ←【ムシャラフの壁】→タリバン
                ↑
北朝鮮(ミサイル)→★パキスタン★→【ムシャラフの壁】→サウジアラビア
              ↑   ↓      ↑
             中国  ↓       ↑
北朝鮮(核)→シリア..  ↓ 【ムシャラフの壁】
          ↓   ↓ ↓
 エジプト→→ガザ←←イラン←ロシア

現在パキスタンは親米大統領ムシャラフが政権をとり、核の拡散を抑えています。これが上図の【ムシャラフの壁】です。
もしパキスタン世論が反キリストで沸騰し、原理主義系政権ができたら、こんなことになるかも……

1.パキスタンからの直接核拡散
2.アフガニスタンでの国連軍活動不能
(アフガニスタンでの活動のために、パキスタンが基地を貸与しています。 反米原理主義政権なら基地貸すわけがないですね
 するとテロリストタリバンが、我が物顔で外国活動をするようになります)

もし日本撤退が原因でムシャラフ政権が倒れ、パキスタンの核がテロリストに流れたら、世界世論は「引き金を引いた」日本に、核拡散の責任の一端を求めるでしょう。
核拡散防止のためにも、自国の外交的危機を防ぐためにも、日本はインド洋でのテロとの戦いから撤退してはいけないのです。